通信革命 stir telecom industry competition 2004 5 30
ソフトバンクの株価が、どうなるかは、わからない。
常識的に言えば、ソフトバンクほどの大企業になった場合は、
無茶な経営はしないものである。
しかし、相変わらず、リスクある経営を続けている。
しかも、日本特有の企業文化から見れば、
ソフトバンクの経営は、行儀が悪い。
しかし、時代の端境期には、
こうした「獣」が必要なのかもしれない。
IT革命というバブル崩壊後、長らく低迷を続けてきた通信業界に、
革命を引き起こすには、こうした「獣」が必要なのかもしれない。
確かに、「調和」は必要である。
しかし、日本特有の企業文化には、
「調和」はあっても、「進歩」はなかった。
社会の発展には、「調和」と「進歩」が必要である。
「調和」が行き過ぎて、「低迷」や「停滞」を続けるならば、
革命という「進歩」が必要になる。
ソフトバンクの将来が、どうなるかは、全く、わからない。
しかし、ソフトバンクには、成熟企業という「安楽死」は似合わない。
「戦って死ぬ」ことが、ソフトバンクの将来にふさわしい。